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2019年08月16日

いつかの岸辺に跳ねていく

今、書店員さんから熱く支持されているという小説

加納朋子の「いつかの岸辺に跳ねていく」


 

 こちら >> いつかの岸辺に跳ねていく


TBS『王様のブランチ』で特集されていたのを見て、面白そうだなと思ったので、読んでみました。

※ 以下、少しネタバレになります。
  予備知識なしに読みたい方は、この先は読まないでください。



まずは、「最後まで読んで本当によかった」と思える作品です。


全体は2部構成になっています。

メインとなる登場人物は、幼馴染の徹子(てつこ)と護(まもる)。


そして、第一部「フラット」が “護の視点” で描かれ、第二部「レリーフ」が “徹子の視点” で描かれているところに、この小説の特徴(仕掛け)があります。


第一部で起こる “不思議な出来事” の謎が、第二部で明かされるという構成です。


その “不思議な出来事” のひとつに、

二人が子供の頃、護が交通事故に遭い、見舞いに来た徹子が、護の側で

「ごめんね、マモル」

と号泣するというものがあります。


もちろん、交通事故は徹子のせいではありません。


何故、泣くのか?


それは、徹子には “未来が見える” 力があったからです。


 mirai.jpg


悲惨な未来が見えるたびに、徹子は何とかしてそれを回避しようとしてきました。


 ・幼馴染への贖罪
 ・親友の救済


この2つが、現在の “徹子の使命” なのだそうです。


坦々とした第一部から一転して、第二部はミステリーのような展開になります。


 ・未来は変えられるはずがない
 ・未来を変えるとよくないことが起こる


「おそらくハッピーエンドでは終わらないだろう」と思いながら読み進めていくと


最後は、あまりにも見事なハッピーエンド でした。


是非、読んでみてください。


幼い徹子の前に現れ、「未来を祝福する」と言った “神様” に注目です。


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posted by おは子 at 16:15| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月11日

眠れなくなるほど面白い 図解 糖質の話

「眠れなくなるほど面白い 図解 ○○○○」シリーズの新作「眠れなくなるほど面白い 図解 糖質の話」という本がベストセラー入りしていました。


 

 こちら >> 眠れなくなるほど面白い 図解 糖質の話


著者は「医者が教える食事術」の牧田善二医師。

 


ダイエット法のひとつに「炭水化物抜きダイエット」というものがありますが、その “理由” を図解で分かりやすく解説した内容です。(それだけではないですが)


「炭水化物を抜くと、なぜ痩せるのか?」
「炭水化物を摂取すると、なぜ太ってしまうのか?」

この仕組みが分かっていない人は意外と多いように思います。


一般的にお米は大切なエネルギーだと思われていますが、そのお米(=でんぷん =炭水化物)は、お腹の中(小腸)でブドウ糖へと変わります。


そのブドウ糖は血液に吸収され

 @ 膵臓(インスリン)⇒ A 肝臓・筋肉

という過程を経て、エネルギーとして使用するために、肝臓・筋肉内の “グリコーゲン” に貯蔵されます。


しかし、貯蔵しきれないほどのブドウ糖が出来てしまった場合、それらは “第二の貯蔵庫” である「脂肪細胞」へと回され、

結果的に、どんどん太ってしまう のです。


このように “文字で表すと理解の難しい仕組み” が分かりやすく “図解入り” で解説されているのが、この本です。


 眠れなくなるほど面白い糖質の話.jpg


私はこの「炭水化物 ⇒ 糖 ⇒ 太る」という仕組みを数年前に知りました。

それ以来、ご飯やラーメンを食べるのが恐くなり、今でも、炭水化物をほとんど摂らない食生活を続けています。


炭水化物の恐いところは、何と言って、摂取している(食べている)段階では、“糖” ではない、つまり “甘くない” ということです。


“変装している状態” と言ってもよいと思います。


その変装にまんまと騙され、入り口を通過させてしまったがために、(お腹の)中で悪さを始めます。


それを防ぐには、“変装を見破る” しかありません。

つまり、炭水化物が変身する仕組みを知っていればよいのです。


その意味で、そういった仕組みや理由を “解りやすく” 解説しているこの本は、とても役に立つと思います。


「炭水化物抜きダイエット」は “糖質” を制限しているだけであって、“食事” を制限しているわけではありません。

無理なく続けられるダイエット法として、個人的にお薦めです。


posted by おは子 at 14:18| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月27日

三体

中国のSF小説「三体」が、早川書房より刊行されて、現在、ベストセラーなのだそうです。


 

 こちら >> 三体


著者は、発電所で働く傍ら、趣味でSF短篇を書き始めたという劉慈欣(リュウ ジキン)氏。


この「三体」は

 @ 『三体』
 A 『黒暗森林』
 B 『死神永遠生』

からなる三部作の第一部にあたります。


 三体_三部作.png

 こちら >> 三体(1-3)(套装共3册)


シリーズ累計で 2100万部 を突破し、世界最大のSF賞である『ヒューゴー賞』をアジア人ではじめて受賞したという注目の作品です。


内容は

 物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。
 数十年後。ナノテク素材の研究者・汪E(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体〈科学フロンティア〉への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象〈ゴースト・カウントダウン〉が襲う。そして汪Eが入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?


上のように紹介されていますが、大ざっぱに言うと、“異星人(文明)とのコンタクト” を題材にしたSF小説のようです。
(私は、まだ全部を読んだわけではありません。)


タイトルにある「三体」とは、作中に登場するVRゲームであり、天体力学上の「三体問題」を指しています。(英語版のタイトルは「The Three-Body Problem」)


 


「三体問題」とは、“三つの天体がお互いの引力の影響を受けながらどのように運動するか” という問題で、難しいことは分かりませんが、一般的には “解けない(解析できない)問題” とされているのだそうです。

そして、そのような「三体問題」が絡む “三つの太陽” を持つ文明が作品(地球)に関わってくるようです。


 三体.jpg


随分とスケールの大きい話です。


現実世界から離れて、“視野を広く持ちたい” 人にお薦めしたいです。


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ラベル:中国 SF 小説
posted by おは子 at 15:34| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする