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2019年03月19日

トレース 科捜研の男 ドラマ史上初 救いのない最終回(注意:一部ネタバレになります)

昨日はフジテレビのドラマ『トレース 〜科捜研の男〜』の最終回でした。

 トレース科捜研の男.png

  こちら >> トレース〜科捜研の男〜 - フジテレビ


このドラマの最終回には、かなり期待していたのですが、予想に反して “ハッピーエンド” ではない終わり方でした。

ただし、“期待はずれ” ということではありません。

むしろ、ドラマとしては 「やはり只者ではない」と思わせるような内容でしたが、決して「観てよかった」と思わせる内容ではなかったと感じています。


「観なければよかった」と思った人も多いのではないでしょうか。


ネタバレ的なことは極力控えますが、私が知る限り、「ドラマ史上初の “救いのない” 最終回」であったように思えます。


 
 ■ 原作本 >> トレース 科捜研法医研究員の追想 / 古賀慶 【コミック】


このドラマは、どの話数も「犯人は誰か?」ということよりも「何故、殺さなければならなかったのか?」という “事件の背景(真相)” に重点が置かれてきました。


最終回で “解決” となる「武蔵野一家殺人事件」についても同じです。


キャスティングから考えて、早川(萩原聖人)が犯人であることは、最終回を待たずとも薄々判っていたことです。(一部ネタバレ)

 ・では何故、早川は真野礼二(錦戸亮)の捜査に協力するのか?
 ・礼二の姉、仁美(夏子)との関係は?
 ・そして、警察組織が事件を隠蔽しようとする理由は?

などが、最終回の見せ場であったはずです。


そして実際に、それらの “謎解き” という形で、最終回は展開していきました。


しかし、謎が解明されればされるほどに、(私は)どんどんと暗い気分になってしまったのです。

 ・全ての事件に真相は必要なのか?
 ・真野は何のために科捜研に入ったのか?

などなど、“今まで信じてきたもの” が、崩れてしまうような内容でした。


さらには、事件の黒幕とも、真犯人とも言える 壇(千原ジュニア)が、ただただ「どうしようもないやつ」だったのです。(一部ネタバレ)



「悪いやつ」という言葉も当てはまらないほどに「どうしようもないやつ」でした。

「殺害の理由」も何もあったものではありません。


いったい、この最終回のどこに救いを求めようというのでしょうか。

最後に真野が、自殺しようとする早川を助けるあたりでしょうか。

「復讐を思いとどまり、真実に向かい合う強さ」とでも言いたいのでしょうか。


分かるような気もしますが、私には、真野のこれまでの人生が全てリセットされたようにしか見えませんでした。
 


『トレース 〜科捜研の男〜』全11話の中では、私は第5話(矢田亜希子、山本舞香 出演)、第8話(石井杏奈 出演)あたりが特に好きです。


 全話視聴可能 >> フジテレビ公式動画配信サービス【FODプレミアム】


事件の背景には “知りたくもない” 真実というものが確かにありましたが、同時に、最後の最後には「残された者がこれから生きていく」ための “救い” が用意されていたように感じるのです。

それがこの最終回には、残念ながら私は “救い” を見つけることはできませんでした。

事件の発端(動機)が、あまりにも “胸糞悪い” ものだったので、そのまま最後まで引きずってしまったのかもしれません。


同じように最終回を観た他の人たちはどのように感じたでしょうか。

「素晴らしかったー」「感動したー」という感想は少ないのではないでしょうか。


最後に断っておきますが、私は決してこのドラマ『トレース 〜科捜研の男〜』が駄作だと言っているわけではありません。

むしろ、今までのドラマの中でも、かなりの上位にランキングされています。


結果的には、「最後まで観続けて良かった」と思えるドラマでした。


と同時に「もう少し違った真相は用意できなかったのか?」とも思ってしまいます。


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posted by おは子 at 15:45| 番組・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする