豊洲市場ドットコム

2018年02月14日

私は真悟

楳図かずおの漫画「私は真悟」が、フランスの「アングレーム国際漫画フェスティバル」で「遺産賞」を受賞したそうです。


jesuisSJINGO.jpg

 こちら >> Je suis Shingo


これは嬉しいです。


アングレーム国際漫画フェスティバルは、漫画界のカンヌとも呼ばれる歴史ある漫画賞で、「遺産賞」は、“永久に残すべき漫画” に与えられます。

日本人の受賞は3人目で、他の二人は水木しげる氏と上村一夫氏になります。





受賞作の「私は真悟」は、1982年の作品であるにもかかわらず、まるで現代の社会を予見したかのような内容であることが評価されたとのことですが、それ以前に、描かれていること自体があまりにも衝撃的です。





作中では、小学生のサトルとマリンが、産業用ロボット・モンローの指示により、ある日東京タワーの上から飛び降ります。


その理由は、「二人の子供を作るため」

高さ333mのところから飛び降りる必要があったのです。


そして、生まれたのが “シンゴ(真悟)”


サトル(近藤悟)とマリン(山本真鈴)の名前からきています。


実はこの “シンゴ” というのは、産業用ロボット・モンローの中に生まれた “自我” のことなのですが、それが “真悟” と認識されるのは、物語も終盤に差し掛かった頃です。


私は真悟.jpg
(著作権保護のためモザイク処理をしています)


読者は、全体の半分近くまで読み進んだところで、はじめて「私は真悟」のタイトルの意味を知るのです。


まさに衝撃的です。


そして、35年前に描かれたこの作品には、現代のAI(人工知能)のことが描かれているとして、今回「遺産賞」を受賞するに至りました。


「私は真悟」は、一昨年には高畑充希と門脇麦でミュージカル化もされました。

今回はフランスの歴史ある漫画賞を受賞ということで、近いうちに実写ドラマ化などもされるかもしれないですね。



posted by おは子 at 10:27| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする